熊坂H邸 100年基礎

Posted at : 2011.02.25 | Category : 当社全般, 施工例, 熊坂H邸, 進行中物件の紹介 | Comment : 5

まずは、H邸の完成見学会のたくさんの方のご来場ありがとうございました。
近日中に建築実績にUPしますので、ご来場いただけなかったお客様は
是非、参考にして下さい。

熊坂H邸の基礎工事の様子を紹介します。
今回もH邸に引き続き100年基礎を採用させていただきました。

熊坂H邸は高基礎仕様で90センチもあります。

P2230035.jpg

写真を見てわかるように、とてもしっかりしていて「ゴツイ!!」です。

まだまだ採用に至る会社は少ないようです。
静岡県でも30棟程度?
多少、従来の基礎よりコストが掛かってしまいますからね。
家ができてしまえば、見えなくなってしまう部分の柱や構造体、基礎には
コストを掛けないで外観や内装にお金をかける傾向があります。
とても危険な事です。(大手はほとんどがそうですけどね)
(柱や梁の集成材の危険性については今度、紹介しますね。
       「集成材の方が強い!」嘘ですよ!!檜の無垢材に比べたら弱くて安いです


建ててから後悔しても遅いです!!(本当に多くの方が後悔しています。)

100年基礎ホームページ

後悔しない為にも気軽に何でも相談してくださいね。お問い合わせはこちらです。


コメント : [ 5 ]

ヒロ: 2011年2月25日 23:52

基礎、大事ですね。関東、東海、特に静岡は地震の多い地域ですからね。
集成材について、私は、集成材が弱いというのは一概に言い切れないと思います。無垢材より集成材の方が強いです。もしくは同等だと思います。
大手が採用するのは、安くて同等であれば、安い方にするのは当たり前です。
強度については、あくまで計算上の話ですが、私が疑問視するところは、集成材の”接着面”の強度です。製材当初であれば、同等といえますが、10年、20年、たった時、接着剤が剥がれてしまえば、弱くなります。木は何十年、何百年と変わりませんが、接着剤が百年変わらないのでしょうか? 長く見たら集成材は弱いと思います。
長々意見を言ってすみません。

管理人 土屋: 2011年2月26日 01:34

ヒロさん>>
コメントありがとうございます。
集成材の事ですが、ざっと説明しましょう。
一概に弱い強いで判断はできませんが、
私は「檜の無垢材に比べたら弱くて安いです」と
言わせていただきました。これを踏まえての話ですが。

同じ樹種で
無垢材は木の芯(1番耐久性のある部分)を使用しています。
集成材は無垢材の柱を取った余りに異方向性を持たせて製造されます。(疑問はありますがこれで同等程度?)
最近の研究結果では集成材の方が強いとは言ってないみたいですね。強いと言っているのは一昔前の営業マンだけらしいです。同等程度が正解?
多くのハウスメーカーの中には集成材にホワイトウッドや杉(耐久性の弱い樹種)を使用している所もありますので、
「檜の無垢材に比べたら弱くて安いです」と書かせていただきました。
逆に無垢材のホワイトウッドや杉と檜の集成材を比べると
どちらが強いか??(正直わかりません)
実際、ハウスメーカーで檜の集成材の柱を使用しているところは僅かですから。

集成材の1番の弱点は、ヒロさんも言われていた接着材だと私も思います。ホルムアルデヒド対策で水性高分子イソシアネート系接着剤が使われることが多くなりましが。水性高分子イソシアネート系接着剤は、耐水性が悪く、湿気の多い環境に放置すると剥離を起こすようです。(建前後に雨が降らなければいいですが…まず、そんなラッキーはないでしょう。)

こんな事がありました、台風で倉庫のシャッターが壊れて
集成材が濡れてしまいました。
保険屋さんが来てすべて保険の対象になったんです。

他にも家の屋根が垂れていて中を覗くと集成材の梁が
垂れて曲がっていました。
(うちの物件ではないですよ。集成材は使ってないですから。)

経験等も踏まえて無垢の檜が1番安心できるのではないでしょうか?

集成材の話とは違ってきますが、最近疑問に思っていることがあります。
それは材木の乾燥の方法です。(いわゆるKD材です)
今度、ブログに書きますね。
また、お付き合いください。

管理人 土屋: 2011年2月26日 01:44

ヒロさん>>
こんなにいい討論をしているのに
コメント欄ではもったいないですね。
今度、ブログ欄で紹介しますね。

ハマー: 2011年2月26日 14:13

熊坂H邸の100年基礎、高さ90cmはすごいですね。

でも、基礎は家の土台が乗っかるもっとも重要な部分ですからコストが掛かったとしても大切ですよね。

自分も100年基礎にして頂きましたが、基礎となる金属板の枠にコンクリートを流し込む行程を最初から最後まで見ていました。

自分の時は真夏でしたので、鉄筋を組む職人さんや、コンクリートをミキサー車から圧送する職人さん、流し込まれたコンクリートを仕上げする職人さんが、本当に汗だくになりながら一気に仕上げており、大変な作業をやってくれていると感動したのを覚えています。

それに、基礎は間違いなく一回打設でした。


集成材については、ローコストで強度があるのでしょうが、お菓子のバームクーヘンの様に薄板を接着剤で接着していますので、時間経過と剥離の問題は実際に何十年保つのか未知数だと思います。

また、ある程度濡れるてしまうと剥離現象が始まり強度が著しく低下してしまうので、使用箇所を選んで使用すべき所をコスト重視で各所に使用しているメーカーもあるらしいです。

火災になった時、柱に使う様な太さの無垢材は表面が燃えるて炭化する程度で中はほとんど燃焼していません。

また、燃焼時も意識不明に陥る様な有毒ガスも発生しませんので、屋外に逃げる時間は確保できると思われます。

しかし、集成材は接着されている薄板の接着剤が熱で剥離し、結果小片となった木材が高熱で気化した接着剤とともにかなりの勢いで燃焼するのではと想像されます。

また、使用されている接着剤が高温で有毒ガスが発生するのではと心配です。

火災の際の高熱は、ライターやキャンプ用品のガスバーナーでは到底再現できない程高熱ですので、昨今のコスト重視の集成材メーカーの安全性を真に受けていいのかも心配です。

ハウスメーカーでは、使用する木材の材種を変更するとビックリする様なものすごい金額になりますが、自分が土屋さんで木材自体の価格を確認したところ、家全体の数%しか変わらず逆にビックリする様な価格で、将来的な安全・安心を考慮した場合、ハウスメーカーでない限り価格重視で集成材を選ぶメリットはほとんどないのではないかと思います。

管理人 土屋: 2011年2月26日 14:32

ハマーさん>>
すごく勉強されてますね!!ビックリです。
初めてハマーさんと出会った頃を思い出すと、
想像できませんでした。

プロとして皆さんに負けないようにしなくてはいけません。すごいプレッシャーですよ!!

建築業界もまさに日進月歩で新しい技術が生まれてきています。
いい物を取り入れてながらも間違った選択をしないよう
常に勉強しなくてはいけませんね。

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